不動産会社に転職成功させる2つの方法 【誰でもすぐに実践可能】

「不動産会社に転職したいけど、経験もないし無理なのか」

「転職するためのコツがあるなら知りたい」

など疑問や悩みを持つ方がいるのではないでしょうか?

転職活動をはじめると決意したものの、なにから始めればよいのかわからないと思います。
また、実際に就職活動を開始したけど成果が出ず、やっぱりダメなのかなと不安に感じますよね。

そこでこの記事では、大手不動産ディベロッパー4社に転職成功した私が

  • 転職活動の始め方
  • 転職活動のコツ

を誰にでもわかるように徹底的に解説します。
この2つのコツは、すぐに実践可能ですので転職活動に役立てていただけたら嬉しいです!

執筆者

  • 大手不動産ディベロッパー
    (森ビル・東急不動産ホールディングス・大和ハウス工業・クレセントハイツ)に転職成功
    (リクルートにも内定をいただいた経験があるが、内定を辞退している。)
  • 転職回数が多いので、転職斡旋会社には門前払いを何度もくらう

まず初めに、どのように転職活動をはじめるのか、流れを4ステップスに分けて紹介します。

 1:自分の能力・やってきたことの棚卸しをする
 2:転職したい不動産会社を決定する
 3:その会社について調べる
 4:プロの書類添削会社に職務経歴書を作成してもらう

ステップ1

自分の能力・やってきたことの棚卸しをする

これまで勤めてきたところで、自分はどんな仕事をしてきたのか、
どんな能力があるのかということを具体化させるということです。

これがなかなか難しいのですが、当たり前と思えるお仕事(例:電話応対)ももれなく
具体的に洗い出すことがポイントです。

          × 総務の仕事  →  ◎ 部署間の取り次ぎ

箇条書きで問題ありません。言葉の表現の仕方も気にしなくて大丈夫です。

職務経歴書に書くのだから難しい表現、簡潔な言い回しや
業界で使う言葉を使った方がよいのでは?と思われるかもしれないですが
なるべく誰にでも仕事の内容がわかる言葉で書くようにしましょう。

洗い出したものを後のステップでプロの業者さんに添削してもらえるので
こんなこともあんなことも恥ずかしがらずに書き出しましょう。

ステップ2

転職したい不動産会社を決定する

自分が働いてみたいなあとピーンとくる会社を探しましょう。

ここでは、ミーハーな感じでもかまわないと思います。
本社がかっこいいから等でもよいかと思います。

最終的に、本気でこの会社で働きたい!と思える会社を探せるようにしたいですね。

ステップ3

転職したい不動産会社を調べる

自分が働きたい会社は、どんな会社なのか、なにをしている会社なのか、現在取り組んでいるプロジェクトはなにか、どんな色をした人が働いているかなどを調べる重要な工程です。

ステップ1での棚卸しをふまえて、希望の会社について調べていきます。
このステップは本当に大変です。従って、何社も何十社も同時にできません。

私は、1社もしくは2社に狙いを定めて転職活動を行います。
同時に何社も受ける数打てば当たる?というやり方は、絶対におすすめしません。
これは至極当然で、雇う側の立場からすると、その人の学力や能力も見ますが
その人がどのくらいその会社で働きたいのかという熱意の部分を最も重要視するからです。


「え?1社しか受けなかったら、そこが落ちたらどうするの?行くところなくなっちゃう。」

と心配になるかもしれません。

確かに、落ちたらそこでおしまいです。ですが、そのくらいの危機感とどうしてもこの会社で働きたいという情熱を持っていないと受かりません。
それに、ダメだったとしてもそしたらまた1社、情熱が持てる会社を探して受ければいいのです。

最低でも下記のことは調べて、人に説明できるレベルまでにしておくべきです。

□ 会社の概要
□ 会社の歴史
□ そこで働いている人はどんな人か
□ どんなことをやり遂げた会社なのか
□ 現在最も力を入れている発展途上のプロジェクトはなにか
 (もしくは自分が役に立てそうなプロジェクトはないか、もしくは上手くいっていない仕事はなにか)
□ そのプロジェクトを成功させるために不足していることはなにか
  必要であれば、競合他社についても調べる。
□ そのプロジェクトを成功させるために自分ができること・能力はなにか

プロジェクトという書き方をしていますが、「客付け営業」等でもよいのです。
”この会社は客付け営業がうまくいっていないな。
それなら、自分がこれまでやってきた営業スキルをまとめたマニュアルを展開することを提案してみよう”
等と考え準備しましょう。

ステップ4

プロの書類添削会社に職務経歴書を作成してもらう

履歴書も一緒にお願いしてもよいと思いますが費用もかさむので、
複雑で差がでる職務経歴書をプロの力を借りて完成させましょう。

「書類ばかりを立派にしても仕方がないのでは?」
と思われるかもしれませんが、嘘を書くわけではないですし、そもそも書類が魅力的でなければ次の面接へ進めません。絶対に書類を通過させなければならないので、効率も考えるとプロにお願いすることが1番よいと考えます。

ステップ1~3までの情報を提出すれば、希望の会社に合った素敵な職務経歴書を作成してくれます。
但し、下記の注意点があります。

 1:その会社に合った内容にする。会社ごとに書き換える。
   受ける会社によって、アピールポイントは絶対に変わってくるはずです。

 2:作成してもらったままではなく、必ず自分の言葉に書き換える。
   作成してもらったとはいえ、かなり手を加えることになります。
   あくまで、体裁を整えてもらったと考えて自分できちんと手直ししましょう。

おすすめ 書類添削会社

HR LINK JAPAN
http://www.hr-link.jp/tensaku.html
転職のミカタ
https://tenshokunomikata.net/

ちなみにですが、転職エージェントも職務経歴書などの添削をしてくれます。が、あまり真剣にはやっていただけないです。上記の会社は、添削専門ですので書類をちゃんと仕上げてくれます。
私の作成していただいて自分で手直しした職務経歴書は、どこのエージェントに提出しても、直すところはないと言われ褒められました! しかし、職務経歴書を提出する前の段階で、転職回数を伝えただけで相手にしていただけないエージェントさんもたくさんおられましたが・・・(涙)

続いては、転職活動のコツ3個をご紹介いたします。

 1:(転職回数が多い人は)転職斡旋会社を使わない
 2: 面接で質問されると予想される質問と回答を30-40個準備する
 3: 面接には、必ず武器を装備する
(転職回数が多い人は)転職エージェントを使わない

1つ目のコツは、転職エージェント(リクルートエージェントやパソナ等)は基本的に、転職回数が多めの方は使わずに、自分で企業のHPから応募をしましょう。

エージェントにもよりますが、ほとんどのエージェントは転職3回以上はNGなどと条件を設けています。
ネットで会員になれたとしても、仕事を紹介してもらえなかったり、私は書類選考に落ちたと報告されて実際は書類を希望の会社に送ってももらえていなかったことがありました。

「熱意」という部分につながるのですが、本当に働きたい会社さんにはその会社のHPから
自分で求人問い合わせをするべきです。HPに求人掲載がされているなら、HPから申し込みをしましょう。

「このエージェントの紹介なら間違いなし」と考える会社さんも多いことは事実ですが、
意外にも、

「エージェントを通じて何社も受けているのではなく、うちの会社を選んで自分の力で正面切ってHPから申し込みをするなんて、骨のあるやつ」
と考えてくれる会社さんも多いのです。

面接で質問されると予想される質問と回答を30-40個準備する

2つ目のコツは、予想される質問とその回答をたくさん考えることです。

ポイントは、その質問と回答を暗記するのではなく、ストーリーを組み立てることが重要です。
予想し準備した質問ではない質問を、実際の面接では多くされるのでそれに対応できるように自分の「軸」を構築することが必要です。
その自分の「軸」「ストーリー」をつくるために、30-40個の質問と回答考えましょう。

私はその準備したものを当日の面接会場にも持っていき、
面接時間より2時間早く到着するようにして、
その会社の近くで一人2役面接練習をギリギリまで必ずやっていました。

面接には、必ず武器を装備する

最後のコツは、面接には武器を装備することです。
本当に危険な武器を装備したらつかまりますよ(汗)

武器というのは、自分の知識や能力、作品のことを指します。
つまり、アピールできるものを持っていくということです。

私はこれまで

「競合他社についてまとめたもの」
・「プロジェクトを成功させるための戦略プレゼンテーション」等
面接の場に持っていったことがあります。
必ずなにを持ってきたの?や何を持っているの?と聞かれるので、そこからこちらのペースにもっていきプレゼンテーションを始めることができます!

友人は(不動産会社ではないですが)、世界的有名ブランドGUCCIのNY支店(北米で一番の売り上げの店舗)の面接で販売ロープレを披露し、内定を勝ち取ったそうです。
その友人は、どうしてもGUCCIのその支店で働きたくてアポなしで直接店舗に出向き、書類を渡し、面接の機会を得て、内定まで取ったのです。
英語が堪能なわけでもなく、永住権を持っていたわけでもないのに、です。

この強い自己主張戦略?は、日本人には敬遠されそうですが、なかなかやる人が日本にはいないせいか、日本の企業の目にもとまるようです。

いかがでしたでしょうか?

コロナで大変な状況で、転職どころではないかもしれないですが、
私はリーマンショックの時に在籍していた会社が倒産してしまったので転職活動をしました。
リーマンショックの時は、特に不動産会社は求人募集をしておらず
ましてや、大手となるとなかなか中途採用を行わないという状況でした。
それでも内定を勝ち取ることができたので、あなたもきっと大丈夫です!

お手伝いできることがあれば、是非力になりたいですので、
質問などありましたら遠慮なくご連絡ください。