2026年 新年のご挨拶

 2026年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。

 昨年(2025年)は、憲政史上初の女性首相となる高市政権が誕生し、政府の積極財政が前面に出る一方で、
金融政策も「金利のある世界」へと歩みを進めました。日本銀行は2025年12月の金融政策決定会合で、
無担保コールO/Nを「0.75%程度」へ引き上げる追加利上げを決定しています。

この流れは、不動産にとって「価格」だけでは語れない局面が増える、ということです。買う・借りる側は月々の負担感が変わり、売る・貸す側は資産の守り方が問われる。だからこそ私たちが提供すべき価値は、物件の紹介にとどまらず、
“意思決定の品質” そのものだと考えます。

入居者様にとっては「今日の暮らし」が守られているか。オーナー様にとっては「明日の資産」が守られているか。
売買のお客様にとっては「人生の節目」が納得感のある取引になっているか。
この3つは別々の仕事ではありません。一本の線でつながっています。目先の成約や埋まりだけを追えば、
どこかに必ず歪みが出る。私たちは、短期の“得”より、長期の“正しさ”を選ぶ会社でありたいと思います。

 今年、私たちは「説明の強さ」で勝ちにいきます。
賃貸管理は、トラブルを処理するだけの仕事ではなく、感情がこじれる前に火種を消す仕事です。売買は、熱量で押し切る仕事ではなく、判断材料を整え、迷いを減らす仕事です。相場観、リスク、出口、そして“やらない選択”まで含めて、胸を張って説明できる会社にします。積極財政と利上げが同時に進む局面では、曖昧な言葉は通用しません。

 そして、個人的な話になりますが、子育てと仕事の両立は、きれいごとでは片づきません。
時間も体力も、常に足りない。それでも私は、ここを「言い訳」にせず、むしろ経営の芯にします。
家庭で起きている“切実さ”は、現場で起きている“切実さ”と同じです。入居者様の不安、オーナー様の焦り、購入検討者の迷い――それを軽く扱わない会社であるために、私自身が逃げずに成し遂げます。

 2026年も、「信頼が増える一年」にします。
「任せてよかった」が今年いくつ積み上がったか。それを私たちの成績にしましょう。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
 

2026年1月
株式会社羽生田不動産

代表取締役 羽生田 真澄